特定非営利活動法人「エコロジー夢企画」定款(PDF)定款

特定非営利活動の種類

  1. 環境の保全を図る活動
  2. まちづくりの推進を図る活動

事業の種類

  1.  地域住民への環境問題に関するイベント・セミナー等による普及・啓発事業
  2. 環境およびまちづくりに関する行政・企業等への企画・提案事業
  3. 河川・池・用水路等の浄化事業
  4. 公園・緑地等の整備・管理・運営
  5. 雨水・自然エネルギー等の活用に関する普及啓発事業
  6. 循環型社会のために生ゴミ等をリサイクルし堆肥化する等の事業
  7. 環境およびまちづくりに関するコンサルタント事業
  8. 環境およびまちづくりに関するホームページ・会報による情報提供事業
  9. 環境およびまちづくりに関する調査研究事業
  10. その他この法人の目的を達成するために必要な事業

創立の経緯と実績

理事長三井元子は、1989年より市民活動に参加し始め、足立区消費者団体「せせらぎグループ」の代表として、水質浄化活動等に力を注いできた。 その後、環境活動団体のネットワークづくりに取り組み1993年「足立環境ネットちえのわ」を設立。同時に国土交通省の「荒川河川環境保全モニター」に推薦された。 荒川下流河川事務所が行っていた「荒川将来像計画」策定の呼びかけ応じて、「荒川の将来を考えよう。こども会議」を主催するなど、積極的に住民参画型川づくりに参加した。 1996年には「あらかわ学会」創設メンバーとして副会長となる。あらかわ学会は2003年からNPO法人となり、現在は副理事長兼事務局長。「より良い荒川づくり」を考える中間支援組織として様々な活動を展開している。

また、「せせらぎグループ」が1996年より行政に対して提案した「綾瀬川直接浄化対策の提案」により、国による埼玉県八潮市大曽根の湿地の買い取りが進み、1999年、国の地域戦略プランの予算がついて、八潮市大曽根ビオトープと足立区桑袋ビオトープ公園が完成した。埼玉県八潮市の湿地は汚染の激しかった綾瀬川の直接浄化をする多自然川づくりの湿地なり、対岸の足立区桑袋ビオトープ公園内に礫間浄化施設・ビオトープ公園と解説室ができ巨大プロジェクトに発展した。

2003年、これまでのボランティア活動にとどまることなく、環境問題解決への具体的提案と受託事業・独自事業を展開していくためNPO法人「エコロジー夢企画」を創設し現在に至る。

2009年には、環境省登録「ぐるっ都地球温暖化防止対策地域協議会」office@gurutto-solar.orgを設立し事務局となる。主に太陽熱エネルギー関係の企業やNPO が会員(会長:三井元子)。2009年度・2010年度には太陽熱システムの取り付けを推奨し、環境省・東京都・足立区の助成制度を使って都内に19か所の取り付けを中間支援した。

2011年3月11日の東日本大震災が起こり「自然エネルギーで被災地支援ー東日本大震災つながり・ぬくもりプロジェクトー」http://tsunagari-nukumori.mizunet.org/に参画して、太陽熱部門を担当。被災地に太陽熱温水器を175基、寄贈・現地雇用で設置して、ガスも電気も遮断された地域に太陽のお湯を届けた。住田町仮設住宅への設置では、生活費の削減になると大いに喜ばれた。

しかし、被災地に20回以上訪問する中で、太陽熱利用への理解が進んでおらず、太陽光発電と混同している方が多いという現実を知り、理科教材太陽熱温水器模型キット「エコドリーム」(実用新案登録済)をメーカー団体と主に開発。これを使った親子エネルギー教室を開催したり、太陽熱講師養成講座を行っている。

これらの実績が認められて、平成25年度地球温暖化防止活動環境大臣賞https://www.env.go.jp/earth/ondanka/min_award/2013.htmlをぐるっ都地球温暖化対策地域協議会とともにダブル受賞した。

H25年度地球温暖化防止活動 環境大臣賞受賞記念集合写真

2020年12月更新 NPO法人エコロジー夢企画

理事挨拶

設立に当たって

環境問題やまちづくりを実践している市民団体のもつ視野の広さや枠にとらわれない活動の新鮮さは、今まさに時代が求めているものであります。しかしながらこうした市民団体には活動資金も少なく、 縮小傾向の助成金に頼っていたのでは、活動を活発に行っていくことは年々難しくなってきています。そこで、市民団体に所属している人々の知識と技能を生かして、行政とNPOによる協働の先行事例を生み出していくために、 この法人をつくりました。そして、私たちの後に続く世代に、エコロジーへの夢実現のキーをバトンタッチしていきたいと思っています。

足立区を先行事例にしたい

足立区の内河川を財産として眺めてみると、葛西用水・見沼代用水が持つ波及効果に着目しています。現在全国の市町村では、自らの独自性を確認するための作業が進められています。 私たちが拠点としている足立区は、大河川に囲まれ、そして豊かな内河川の存在する地域です。安易な埋設土木事業を行わず、水路として現在に残した先達の先見性を尊び、これらの水路を如何に活かすかが、 私たちNPOに与えられた課題のひとつと考えています。私たちNPOの持つ技術を用いて、リーズナブルな価格で、他市町村に誇れるような、潤いのある「アーバンビオトープ」エリアを創造していきたいものです。

2004年2月 NPO法人エコロジー夢企画 理事
三井元子/岩波初美/薮内俊光