エコ夢探検隊 調査結果報告

7月10日(日)のエコ夢探検隊には、エコ夢スタッフ4名、三菱UFJ東京銀行千住中央支店からのボランティア4名、講師陣3名がそろい準備を進めました。今回は、原発事故による放射線濃度が高いスポット問題などもあり、大曽根湿地での放射線測定調査を行った訳ではありませんでしたが、小学校や中学校には積極的には呼び掛けず、スタッフで昆虫と魚の調査を行い、記録をすることにしました。

調査準備をしていると中学生4人が、虫取り網を思ってやってきました。聞いてみるといつも仲間で虫取りに来ているから、今日も来たいうこと。じゃいっしょに調査しようと昆虫調査を開始。トンボ池周辺でオニグモを採集したりしました。間もなくすると、今度は若いお父さんと幼児が一組みやってきました。やはり子どもが虫取りに夢中なので、よく来ているとのことでした。この自然の空間を楽しんでいる子どもたちがいるんだなあと思うととっても嬉しい気持ちがしました。

昨年は、土手下のクヌギの木から樹液が出なくなっていて昆虫が観察できませんでしたが、今年は樹液を吸いにきたコガネムシ、コムラサキが見られました。下流側の工場横のネズミモチには、花がたくさん咲いていましたが、そこには真っ黒な羽をもったチョウトンボが木の上をひらひらひらひら飛んでいました。はねの付け根は、紫色に光っていてとても美しく、うっとりしてしまいました。三菱UFJ東京銀行千住中央支店から参加したボランティアメンバーは、オオシオカラトンボのメスやオスを採集し、その大きさ・美しさに驚いていました。

とにかく暑い日でした。汗びっしょりでテントに避難し、飲み物を飲んでホット一息。

それからガサガサ水辺の水族館のスタッフに、三つの池のお魚の採集をしてきてもらい、どんな魚が取れたのかをみんなで確認しました。採集中、ヘドロが深くて太ももの位置まで埋まってしまって危なかったことを教えてくれました。外来種のミシシッピーアカミミガメが多く、ボラやギンブナも多くいました。