足立区桑袋ビオトープ公園・八潮市大曽根ビオトープ周辺の生物生息環境調査(調査期間:平成19年1月〜10月)
・ホーム ・はじめに ・ご利用規約
昆虫調査 野草調査 野鳥調査 水生生物調査
野草調査のまとめ 本調査で見られた野草の説明
足立区桑袋ビオトープ公園・八潮市大曽根ビオトープ周辺にて生物生息環境調査を行い、調査データおよび写真・スキャナ標本などの成果を得ました。
■ 野草調査のまとめ ■ 足立区桑袋ビオトープ公園・八潮市大曽根ビオトープ周辺の野草調査一覧表
調査者 : 須田幸子・孝口和枝
 第 1期調査 :  平成 19年 1月 から 3月  月 2回  計 6回
 1月 13日、1月 27日、2月 10日、2月 24日、3月 10日、3月 24日
 第 2期調査 :  平成 19年 4月 から 10月  月 1回  計 7回
 4月 14日、5月 12日、6月 9日、7月 21日、8月 11日、9月 8日、10月 13日
 八潮市大曽根ビオトープの下流側大池の周りと堤防の南側(堤内地側)、桑袋小学校跡地周辺、毛長川右岸・左岸、大鷲神社の調査を行った。
 < 第 1期調査 >
 2月 10日までは、まだ花もなくロゼットが多かったが、2月 10日には早くもオオイヌノフグリやヒメオドリコソウが咲いていた。3月 24日の調査日には、ツクシがたくさん土手の斜面にあり、セイヨウタンポポ、ホトケノザなどたくさんの花が咲いていた。下流側の横堤の南側に異形のセイヨウタンポポが 7株ほど発見された。今後の調査が必要である。
 3月 20日に上流側の池の工事が進み、水が入った。4月、5月になれば埋土種が発芽するだろう。どんな植物が生えてくるか楽しみである。
 < 第 2期調査 >
 地球温暖化の影響か、前回調査の 2月中旬ごろから早くもオオイヌノフグリやヒメオドリコソウが咲いていた。4月からの調査では、カスマグサ、クサネム、ムラサキツメクサ、ノハカタカラクサなどが多く咲いていた。8月には、今回造成が終了した大曽根の湿地の水辺で、ミズアオイを確認。ミズアオイはミズアオイ科の 1年草で草丈は 20〜50cm、葉は長い柄があり、心形で厚くて光沢がある。花は淡青紫色。以前は日本中の沼地 用水路 水田で普通に見られた。河川の環境の変化により激減している。環境省 RDB では絶滅危惧(監)類に指定されている。以前から確認していたタコノアシと同様に今後の環境を見守っていく必要がある。
足立区桑袋ビオトープ公園・八潮市大曽根ビオトープ周辺の
野草調査一覧表
特定非営利活動法人 エコロジー夢企画
・事業要旨   ・おわりに