足立区環境デジタルマップ
・1章 足立区内の基礎情報 ・2章 足立区内の現況調査
・3章 環境意識調査結果 ・4章 行事・活動報告
昆虫調査 植物・樹木調査 野鳥調査 足立区の両生類・爬虫類・哺乳類について 水質調査
植物・樹木調査のまとめ 本調査で見られた植物の説明
「桑袋ビオトープ公園」周辺について、平成15年秋〜冬の植物・樹木調査を行い、調査データおよび写真・野草のスキャナ標本などの成果を得ました。
■ 植物・樹木調査のまとめ ■ 足立区(一部埼玉を含む)の植物調査一覧表 ■ 足立区の樹木調査一覧表
宮川 格
1.植物調査結果
<毛長川右岸、毛長川左岸、大鷲神社>
 特にこれといった種はなく、道端、河川敷どこにでも見られる生態であった。
<八潮市大曽根>
 池の周りは普通の生態だが、種の数の少ない時期に調査したので、春から夏にかけて同様の調査をすればもっと多くの種類が見られたであろう。種類数は綾瀬川右岸(足立区)に比べれば圧倒的に多かった。最近では見かけなくなったママコノシリヌグイ(タデ科)が見つかったのは成果。池の上流は、浚渫土置き場になっていたところで、調査時期には乾燥地になっていたにもかかわらず、湿地の植物であるヌマガヤツリ等が見つかった。
2.樹木調査結果について
<大鷲神社>
 自然林ではないが、実生(種子から発芽して生長)が育ったと思われるスダジイ、シラカシ、エノキがあった。しかし、目通り(めどおり=直径)が10cm以下であったので、今回の調査の対象にはならなかった。樹種は足立区では一般的な生態であった。
<大鷲公園・鷲宿公園・鷲宮公園>
 大鷲神社に隣接している公園で、人の手によって植えられたもののみで、足立区では一般的な生態。
 参考文献:
野に咲く花」山と渓谷社
「原色帰化植物図鑑」株式会社保育社
「日本の野草」株式会社学習研究社
「日本の野草」株式会社小学館
「原色日本樹木図鑑 木本編T、U」保育社
「日本の樹木」山と渓谷社
特定非営利活動法人 エコロジー夢企画