綾瀬川のアユの遡上調査 6月

6月3日(土)、綾瀬川の中流域、岩槻区加倉の大橋井堰で、東京湾から足立区や八潮市を通って岩槻まで登ってきた稚アユを調査したところ、54匹の稚アユを採取できました。 昨年は同時期7匹だったので、アユの遡上数が増えているのではないかと推測されます。 4~5㎝の稚アユがほとんどでしたが、13㎝のアユは、大人っぽい体つきをしていました。 この時期、荒川水系の黒目川では、ほとんどが13㎝位だそうです。綾瀬川は、食する苔が少ないのか、 アユにとっての綾瀬川の環境をもう一度しっかり考えてみましょう。インターネットTVの㈱CANの4名の方達が手伝ってくれました。

調査メンバー

調査メンバー、左から三井・金澤・㈱CANの面々

埼玉新聞 6月5日

埼玉新聞 6月5日

 

 

6月10日(土)には、さらに上流の伊奈で調査を開始し、最上流では投網を何回も打ちました。4月下旬に岩槻の堰が閉まる前に上流へ上ったアユがいるのではないかという推測でしたが、残念ながらこの日は一匹のアユも採集できませんでした。しかし、本調査では初出現のビワヒガイ(琵琶鰉)が採集出来たのは収穫でした。国内移入種だそうですが、背びれに斑点があり、風格のある魚でした。