『花畑運河の今昔』-荒川放水路の歴史・産業遺産ー 刊行

エコロジー夢企画のは、この度『花畑運河の今昔―荒川放水路の歴史・産業遺産ー』を刊行しました。

花畑川は、2021年に開削90周年を迎えました。この川は。荒川放水路建設に伴って発生した舟運の渋滞を解消するために、新しく掘られた運河です。産業の発展に資するとして大正10年には開削が決定されていました。

エコロジー夢企画では、歴史・文化資料を残そうと2017年から調査・研究してまいりました。公文書資料や地域資料などを集めて、やっと花畑運河開削の全容がはっきりしてきました。地域の方たちから提供いただいた写真や証言もいただいて、A4版書籍141㌻の書籍となりました。これまでに日本には、花畑運河または花畑川に関するまとまった資料はなかったのです。ぜひお手に取ってお読みください。

2017年から2019年まで花畑川のほとりに立つ足立区立第13中学校の総合学習を行った記録、開削90周年記念イベントシンポジウムやイベントの記録なども盛り込んでいます。

本は、今後都立図書館、足立区立図書館などで読むことができます。6月1日、足立区立小中学校・全図書館に185冊寄贈したことから足立区教育委員長から感謝状をいただきました。花畑川の歴史を知ることで、これからのまちの発展に資するような川づくりが進むことを願っています。

令和5年6月1日、図録「花畑運河の今昔」を小・中学校や図書館に寄贈|足立区 (city.adachi.tokyo.jp)

『花畑運河の今昔』表紙 A4版  141ページ 頒布価格1500円(税別)