■特定地域環境調査

せせらぎグループ(代表三井元子)が平成8年に行った綾瀬川浄化対策への提言が発展して、八潮市大曽根の湿地の保全計画と廃校になった足立区立桑袋小学校跡地を利用した伝右川の浄化施設の建設が計画された。国が綾瀬川の水よりも汚濁負荷の高い伝右川の水をレキ間浄化してその汚れを75%除去し、綾瀬川に流し込む浄化施設と河川情報発信施設を建設し、足立区がその手前に池・ハス田・木陰があるビオトープ公園をつくることとなっている。

エコロジー夢企画では、平成15年度、足立区環境デジタルマップの制作と桑袋周辺の環境調査を行ったが、これは平成17年にオープン予定のこの施設周辺の環境調査をしておき、オープン後と比較する資料とするためである。現在のところ花畑大鷲神社付近には良好な自然が残っているが、すでにビオトープのある八潮市大曽根の湿地に比べると、昆虫、植物、鳥の種類は少なかった。ビオトープ公園が完成してからどのような生物が、どのように増えてくるか楽しみな場所である。


ビオトープ公園計画図(拡大画像)とビオトープ公園の位置図