3月27日(木)朝9時前に参加者が続々集合、お弁当も到着して無事出発しました。 桜は朝はまだ3分咲き、満開の葛西用水桜街道を期待していたのですが、想像力を発揮するしかありません。最初の河川「花畑川」の桜木橋に到着し、葛西用水の伏せ越し(水路を川の下に通す技術)を見学。あらかわ学会副理事長で土木史フォーラム編集長の伊納 浩さんが解説してくださいました。
工事中の富士見橋から工事を見学。 川をせき止めて道路にしてしまっての工法に一同びっくり。31mの水面幅が、17mになり、河津桜を植える工事。
(なんで?)
(生き物が行き来できないじゃない?)
(大雨が降ったらあふれるんじゃない?)と参加者の声。
続いて江東区の旧中川の「川の駅」に到着。水門で水位を管理しているので、水面と人の距離が近くて、無粋な柵もありませんから、自然と一体化した穏やかな気持ちで散策ができます。スウェーデンの川面にいるようだというので、江東区「川の駅」の管理運営を受託したNPOのアイデアでスウェーデンカフェがオープンしていました。
江東区「川の駅」

カヌーの行きかう風景を楽しみながらお弁当
次に2023年5月に天皇陛下も視察した江東区立船番所資料館を見学。大人200円、中・高校生50円には驚き!実物大のジオラマがあり、中川を塩やお酒と積んで通過して いた様子が彷彿としました。
江戸川区の船堀駅前にある船堀タワー展望台から、荒川ロックゲートや葛西臨海方面を見学。映画館あり、大小会議室あり、結婚式もできる複合施設で、おしゃれな江戸川区工芸品のショップもありました。(おっしゃれ!)

都内3大展望タワーの一つ(無料)
いよいよ江戸川区新川でお目当ての桜並木散策と思いきや、まだ3分・4分咲きではありましたが、所々に満開の桜もあり2時間弱の散策を楽しみました。「さくら館」では民謡も楽しみ、桜に関する浮世絵や工事風景を説明したスクリーンもありました。コートがいらないほどの暖かい日だったのでショップでソフトクリームを堪能しました。桜も5分咲に。

江戸情緒を表現するために建てた火の見櫓
メリハリのある安全への配慮

道路側を活用して水面幅を確保

しだれ桜

舟運オブジェ
参加者 13名