3月10日(日)それまでの天候が嘘のような晴天に恵まれて、80人の仲間が集い綾瀬川大曽根ビオトープでかいぼりを実施しました。今年は小学校3年生を中心に呼びかけたのですが、積極的な親子がたくさん応募してくれて、みんな胴長を着て、昨年と同じ場所でヨシの根っこ堀をしました。大曽根の湿地ビオトープを守る会の皆さんの協力で「コロコロマシーン」で池に溝を作る綱引きとヨシの資源化体験としての「ヨシズづくり」も実施できました。ヨシズづくりは、「何人かで編んでいくので、進むごとに息があってきて共同作業の楽しさも感じた。土手で菜の花をたくさん摘んできてくれた子がいて、差しこみながら進めたら、春を感じてさらに楽しかった」と感想をいただきました。
魚の採取は、帝京大学水圏同好会と多摩川おさかなポストの山崎あゆかさんが実施してくれて、うなぎ、ボラ、マハゼなど採取して展示、解説と記録はNPO法人オリザネットが担当してくれました。あゆかさんは17年ぶりに参加し、元気に子どもたちに指導してくれて急遽ガサガサ体験もすることになりました。そこですごい発見がありました。子どもたちが「ヨシの根っこ堀をしたとこの泥はさらさらしていて歩きやすかったのに、こっちは泥が重い!」と言ったのです。昨年ヨシの根っこ堀をしたときに指導してくださった生態工房の片岡さんが「1年目は根っこが絡まっていて大変だけど、二年目は楽になりますよ」といっていたことが証明されたのです。普段から人が入っていると泥がかき混ぜられて酸素も入り、良い状態になるということを実感する出来事でした。大きく深いカワセミ池では、足立パドラーズが特別参加してカヌーでごみ拾いをしてくれました。ヨシの根っこに隠れたゴミ21袋を回収!カヌーの威力を感じました。達磨ストーブの上で温めたさつまいももとっても甘くてホットな一日でした。
ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。