皆さまお元気ですか?
毎年楽しみにして下さっている「プールのヤゴ救出大作戦!」ですが、今年は残念ながら中止となりました。
ヤゴが生息しているプールの底の泥の放射線量を、足立区が業者に依頼して3月28日に測定したところ、
プールの水については、検出限界値(おおむね2ベクレル)以下だったものの、ヤゴが生息している底の泥を測ってもらった結果が、
東綾瀬公園屋外プール 600ベクレル
中央本町屋外プール 290ベクレル
総合スポーツセンター屋外プール 93ベクレル
が検出されました。環境省が新しく定めた基準は、水道水が10ベクレル以下。食品の基準値が100ベクレル以下です。
ヤゴ救出は、泥を食するわけではないので、問題はないのですが、小さなお子さんが中心の行事であるため、万が一口にしてはいけないので、
足立区スポーツ振興課とも相談の上、中止といたしました。
それでもヤゴは生きています。プールの底で、トンボ(成虫)になって空へと飛び立つ日を待っています。
そこで、各プールにお願いして羽化する棒をたてていただき、ヤゴが自分で這い上がって羽化できるようにしていただいています。
みなさんの学校では、ヤゴ救出は行いますか?もし行わないことになった場合にも、羽化棒を立てる事はぜひお願いしますね。
水は放射線を遮蔽(さえぎる)ので、プールサイドには問題がありません。羽化する棒を立てる。あるいは大人が救って泥をざっと洗って、ヤゴを水槽に入れて教室で観察することはできます。そしてこの放射能がどこから来たんものなのか、どうして、毎年やっていたように皆でプールの泥を掬いながらヤゴを救出して救い出す音ができなくなったのか考えてみましょう。