ヤゴ救出大作戦2012 中止(放射線量測定結果)

毎年、みなさんが楽しみにしているプールの「ヤゴ救出大作戦!」。残念ながら、今年は中止になりました。

昨年の3月11日の東日本大震災によって引き起こされた福島第一原子力発電所爆発事故により、放射性物質が拡散して、プールの底泥が汚染されてしまいました。足立区スポーツ振興課が、業者に委託してセシウム134とセシウム137を調べた結果、2つの合計が、東綾瀬公園プールが600ベクレル、中央本町プールは290ベクレル、総合スポーツセンター屋外プールは93ベクレルでした。プール水は、いずれも検出限界値以下(おおむね2ベクレル以下)でした。
これは、昨年の11月ごろからの北風が運んできたセシウムが木の葉等に付着し、プ-ルに落ちて、底の泥を汚染したものと思われます。
足立区にも掲載許可をいただきましたので、放射性物質測定結果表を添付致します。ヤゴ救出大作戦 足立区見解
ヤゴ救出大作戦では、食するわけではないので、問題ないかもしれませんが、食品の限度値100ベクレルを超えるプールもあったため、足立区スポーツ振興課と相談し、大事を取って中止といたしました。
これまでの5年間で計15回、合計4405名にご参加いただいており、みなさん楽しみにして下さっていただけに、残念です。
しかしヤゴは、元気に育っているので、毎年ヤゴ救出を行っていた、東綾瀬公園プール、中央本町プール、総合スポーツセンター屋外プールでは、羽化棒を立てて飛び立ちを助けることとしました。5月19日に総合スポーツセンターで羽化棒を立てた様子を足立よみうりが取材してくださって、6月1日号に掲載されましたので、ご覧ください。

足立よみうり 2012.06.01号